依田 淳子 Junko Yoda

アーティストステートメント


ガラスは液体にも固体にもなる素材です。

私は、この相反する二つの状態を感じることができる作品を造りたいと思案しています。

一度冷やして固まったガラスに模様を施し、それに再加熱をして模様を変形させています。加熱温度や時間、またガラスの厚みや色により、違う模様になるのを楽しんでいます。

また、日本の歴史に関わってきたお茶の文化に影響を受け、ガラスの茶器を制作しています。ガラスを溶かすことができる、現代だから実現できる道具造りだと考えています。

茶器から感じる季節と共に、豊かな時間を過ごして頂きたいという、日本人のおもてなしの心を感じて頂きたいと思っております。